デジタル一眼レフカメラで本格的な写真撮影に挑戦したいけど、背景をぼかして綺麗に撮る方法がわからない、そんな方も多いのではないでしょうか。
デジタル一眼レフカメラで背景をぼかした美しい写真に挑戦したいけど、難しそうでなかなか踏み出せない、もっと写真の表現力を広げたい、そう思っている方もいるかもしれません。
この記事では、デジタル一眼レフカメラで背景をぼかすための具体的な撮影テクニックを紹介します。
目次
デジタル一眼レフで背景をぼかす方法
1:絞り開放でF値を小さくする
絞りとは、カメラのレンズに入る光の量を調節する数値です。
絞りの数値は「F値」で表され、F値を小さくするほど絞りが開放され、背景がぼけやすくなります。
F値を小さくすると、レンズを通る光の量が大きくなり、より多くの光がセンサーに届くため、被写体にピントが合いやすくなり、背景がぼけて見えるのです。
2:望遠レンズを使う
望遠レンズは、標準レンズよりも画角が狭く、遠くの被写体を大きく写すことができます。
望遠レンズは、その特性上、背景を圧縮して写すため、自然と背景がぼけて見えるのです。
3:被写体を背景から遠ざける
被写体と背景の距離を大きくすることで、背景がぼけた写真が撮りやすくなります。
これは、カメラが被写体にピントを合わせると、ピントから遠いものはぼけが大きくなるという原理に基づいています。
4:絞り優先モードにする
一眼レフカメラには、さまざまな撮影モードがありますが、背景をぼかした写真を簡単に撮影したい場合は、「絞り優先モード」がおすすめです。
絞り優先モードは、カメラメーカーによって表示が異なり、一般的には「A」または「Av」と表記されます。
このモードでは、F値を自分で設定し、ISO感度やシャッター速度をカメラが自動で調整してくれます。
5:被写体に近づく
カメラと被写体の距離を近づけることで、レンズの種類に関わらず背景をぼかして撮影できます。
ただし、レンズの最短撮影距離を意識することが重要です。
最短撮影距離とは、ピントが合わせられるカメラと被写体との最短距離を指します。
定められた距離よりも被写体に近づくと、ピントが合わなくなってしまいます。
6:単焦点レンズを使う
単焦点レンズは、焦点距離が固定されておりズームができないレンズです。
シンプルな構造のため、F値が小さく設計されており、標準レンズよりも軽く持ち運びにも便利です。
価格も高額ではないので、カメラ初心者向けのレンズと言えるでしょう。
単焦点レンズはF値が小さいので、写真がぼけやすいという特徴があります。
一眼レフカメラでぼかした綺麗な写真を撮るポイント
1:ぼかしすぎない
背景をぼかしたいという意識が強すぎると、ぼかしすぎてしまい、せっかくの被写体がぼやけてしまうことがあります。
特に単焦点レンズで被写体との距離をつめて撮影する場合は、ピントが合う部分が限られているため、注意が必要です。
綺麗な写真を撮影するには、メインの被写体の輪郭にピントが合っているか確認し、背景のぼかし加減を調整することが重要です。
2:背景はシンプルにする
背景に多くのものが写ってしまうと、被写体が目立たなくなってしまいます。
アングルを変更したり、被写体と背景の距離を広げたりすることで、背景をすっきりまとめることができます。
また、色が濃すぎる背景も、被写体を引き立たせるには不向きです。
3:キラキラしたものを背景にする
イルミネーションや夜景など、光ったものを背景にしてぼかして撮影すると、丸い宝石の玉のような背景になります。
この状態を「玉ボケ」または「丸ボケ」と呼びます。
玉ボケは、キラキラとしたものを背景にしてF値を最小に設定した状態で、手前にピントを合わせて撮影すると、簡単に撮影できます。
まとめ
この記事では、デジタル一眼レフカメラで背景をぼかすための7つの撮影テクニックを紹介しました。
絞り値やレンズの種類、構図など、具体的なテクニックを理解することで、初心者でも簡単に美しいぼけ味の写真が撮影できるようになります。
さらに、ぼかした写真をより美しく仕上げるためのポイントとして、ぼかしすぎない、背景をシンプルにする、キラキラしたものを背景にする、といった3つのポイントを紹介しました。
これらのテクニックとポイントを参考に、ぜひデジタル一眼レフカメラで背景をぼかした美しい写真に挑戦してみてください。
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