美しいロングウィッグ、憧れますよね。
でも、その美しいロングヘアは、絡まりやすく、お手入れに苦労することも。
せっかくのウィッグ、絡まっては台無しです。
今回は、ロングウィッグが絡まる原因と、その解決策を、人工毛と人毛ウィッグそれぞれについて詳しく解説します。
日常のお手入れから、絡まった時の対処法、さらにウィッグの寿命まで、網羅的にご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。
目次
ロングウィッグ・絡まる原因と予防策
人工毛ウィッグの絡まり原因と対策
人工毛ウィッグの絡まりは、主に摩擦と静電気によって起こります。
人工毛は化学繊維でできているため、衣類との摩擦や乾燥した空気によって静電気が発生しやすく、それが絡まりの原因となります。
特にロングウィッグは、髪の長さが絡まりやすい要因となります。
1: 摩擦による絡まり対策
衣類との摩擦を減らすために、ウィッグを着用する際は、襟の高い服を避けたり、マフラーやストールなどを着用する際は、ウィッグの毛先を挟まないように注意しましょう。
また、ウィッグを着用していない時は、専用のスタンドやマネキンヘッドを使用し、型崩れを防ぎ、摩擦によるダメージを最小限に抑えましょう。
2: 静電気による絡まり対策
静電気対策には、静電気防止スプレーを使用するのが効果的です。
市販の静電気防止スプレーは、ウィッグ専用の物や、衣類用の物など様々な種類がありますので、お好みの物を選んで使用しましょう。
スプレーを使用する際は、ウィッグ全体にまんべんなく吹きかけ、乾燥させてからブラッシングすると効果的です。
また、冬場など特に乾燥しやすい時期は、加湿器を使用するなど、室内の湿度を上げることも効果的です。
3: ブラッシング方法
ブラッシングは、絡まりを防ぐ上で非常に重要です。
ブラッシングする際は、決して無理に引っ張らず、優しく丁寧に、毛先から根元に向かってブラッシングしましょう。
プラスチック製のブラシは静電気を発生させやすいので、天然素材のブラシを使用することをおすすめします。
また、ブラッシング前にウィッグ専用スプレーなどを吹きかけると、よりスムーズにブラッシングできます。
人毛ウィッグの絡まり原因と対策
人毛ウィッグの絡まりは、人工毛ウィッグとは異なり、汚れや乾燥が主な原因です。
頭皮からの皮脂が供給されないため、乾燥しやすく、パサつき、絡まりやすくなります。
また、汗や整髪料などの汚れが付着すると、毛同士がくっつき、絡まる原因となります。
1: 汚れの蓄積対策
人毛ウィッグは定期的なシャンプーが不可欠です。
ウィッグ専用のシャンプーとリンスを使用し、ぬるま湯で優しく洗いましょう。
すすぎ残しがないよう注意し、タオルドライした後、風通しの良い場所で自然乾燥させます。
直射日光に当てると変色やダメージの原因となるため、避けましょう。
2: 乾燥対策
シャンプー後は、必ずトリートメントを行いましょう。
トリートメントは、髪に潤いを与え、パサつきを防ぎます。
ウィッグ専用のトリートメントを使用するか、人毛用のトリートメントを少量使用するのがおすすめです。
また、普段からウィッグにオイルなどの保湿剤を塗布して、乾燥を防ぐことも効果的です。
3: ブラッシング方法
人毛ウィッグのブラッシングも、人工毛ウィッグと同様に、毛先から根元に向かって優しく行いましょう。
絡まっている場合は、無理に引っ張らず、指先で優しくほぐしてからブラッシングします。
日常的なブラッシングと保管方法
日常的なブラッシングと適切な保管は、ウィッグの寿命を延ばし、絡まりを防ぐ上で非常に重要です。
1: ブラッシング
毎日のブラッシングは、ウィッグの清潔さを保ち、絡まりを防ぐために不可欠です。
ブラッシングする際は、毛先から根元に向かって、優しく丁寧にブラッシングしましょう。
絡まっている場合は、無理に引っ張らず、指先で優しくほぐしてからブラッシングします。
2: 保管方法
使用後は、必ずブラッシングをしてから保管しましょう。
ウィッグスタンドやマネキンヘッドを使用すると、ウィッグの形を保ち、絡まりを防ぐことができます。
湿気の多い場所を避け、風通しの良い場所で保管しましょう。
また、ウィッグ専用の保管袋を使用すると、ホコリや汚れからウィッグを守ることができます。
静電気対策とおすすめのアイテム
静電気は、特に冬場など乾燥しやすい時期に発生しやすく、ウィッグの絡まりを促進します。
1: 静電気防止スプレー
静電気防止スプレーは、ウィッグの絡まりを防ぐのに非常に効果的です。
様々な種類の静電気防止スプレーが市販されていますので、お好みの物を選んで使用しましょう。
スプレーを使用する際は、ウィッグ全体にまんべんなく吹きかけ、乾燥させてからブラッシングすると効果的です。
2: 天然素材のブラシ
天然素材のブラシは、静電気を発生させにくいという特徴があります。
豚毛ブラシや、木製のブラシなど、様々な種類の天然素材のブラシがありますので、お好みの物を選んで使用しましょう。
3: 加湿器
冬場など乾燥しやすい時期は、加湿器を使用することで、室内の湿度を上げ、静電気を抑制することができます。
ロングウィッグが絡まった時の対処法
絡まりをほどく手順と注意点
ウィッグが絡まってしまった場合は、慌てずに、以下の手順で丁寧にほどいていきましょう。
1: 準備
必要なものは、くし（広歯と細歯の両方）、霧吹き、ウィッグ専用スプレー、タオルです。
2: ほぐす
絡まっている部分を、霧吹きで軽く湿らせます。
指先で優しく絡まりをほぐし、その後、広歯のくしで丁寧に梳かします。
無理に引っ張るとウィッグが傷むため、注意が必要です。
3: ブラッシング
絡まりがほぐれたら、細歯のくしを使って、毛先から根元に向かって丁寧にブラッシングします。
この際も、無理に引っ張らないように注意しましょう。
4: 保湿
ブラッシング後、ウィッグ専用スプレーなどで保湿ケアを行いましょう。
応急処置と緊急時の対処法
外出先などでウィッグが絡まってしまった場合、応急処置として、持ち運びできる小さなくしや、指先を使って、軽くほぐす程度にとどめましょう。
帰宅後に、時間をかけて丁寧にケアすることをお勧めします。
深刻な絡まりの場合の対処法
ひどく絡まってしまい、自分で対処できない場合は、専門業者に依頼することを検討しましょう。
ウィッグの素材や状態によっては、自分で処理することで、ウィッグを傷めてしまう可能性があります。
ウィッグの寿命と交換時期の目安
ウィッグの寿命は、使用頻度やケア方法によって異なりますが、人毛ウィッグは1～2年、人工毛ウィッグは半年～1年程度が目安です。
絡まりがひどくなったり、毛が抜けてきたり、変色してきたりする場合は、交換時期かもしれません。
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まとめ
ロングウィッグの絡まりは、適切なケアによって防ぐことができます。
この記事で紹介した方法を実践し、美しいロングウィッグを長く楽しんでください。
日常的なブラッシング、適切な保管方法、そして定期的なシャンプーとトリートメントは、ウィッグの寿命を延ばし、絡まりを防ぐ上で不可欠です。
