プロジェクター写真撮影は、プロジェクターで投影された画像を背景に、被写体を撮影する写真表現です。
幻想的な世界観や独特の雰囲気を表現できることから、近年注目を集めています。
この記事では、スタジオでのプロジェクター写真撮影の基本から応用、さらにプロジェクター写真の魅力を最大限に引き出すためのテクニックまで、具体的な事例を交えながら詳しく解説していきます。
目次
プロジェクター写真撮影とは?
プロジェクター写真の魅力は、何と言ってもその幻想的な世界観にあります。
スタジオの壁面に投影された映像は、まるで映画のワンシーンのような、現実離れした空間を生み出すことができます。
また、プロジェクターで投影される画像は、光の加減によって表情が変化するため、被写体の雰囲気をガラリと変えることも可能です。
例えば、夜の街並みを投影した背景に、モデルを立たせることで、まるで夜の街に迷い込んだような、神秘的な雰囲気の写真を撮影することができます。
あるいは、抽象的な模様を投影することで、被写体を浮き上がらせるような、アーティスティックな作品を制作することも可能です。
スタジオでのプロジェクター写真撮影を成功させるための3つのポイント
スタジオでのプロジェクター写真撮影を成功させるためには、いくつかのポイントを押さえる必要があります。
ここでは、特に重要な3つのポイントについて解説していきます。
1: スタジオ環境の調整
プロジェクター写真撮影では、スタジオ環境が撮影結果に大きく影響します。
・スタジオの明るさを調整する
まず、プロジェクターの光がしっかりと映し出されるように、スタジオの照明を調整する必要があります。
スタジオの照明をすべて消して真っ暗にすると、プロジェクターの光が鮮明に映し出されます。
しかし、真っ暗すぎるとピント合わせや構図確認が難しくなるため、撮影場所から遠いところの電気を1つつけるなど、撮影に影響しない程度の明るさは確保しておきましょう。
・プロジェクターの設置場所
プロジェクターの設置場所は、投影される画像が被写体に適切に映し出されるように、慎重に検討する必要があります。
プロジェクターと被写体の距離や角度によって、投影される画像のサイズや歪みが変わります。
そのため、事前にテスト撮影を行い、最適な設置場所を探しましょう。
2: ライティング
プロジェクター写真撮影では、ライティングも重要な要素です。
・ストロボの光を効果的に利用する
ストロボは、被写体に光を当て、影を作ることで、立体感を出す効果があります。
ストロボの光を効果的に利用することで、プロジェクターの光とのバランスを調整し、より魅力的な写真に仕上げることができます。
・プロジェクターの光とストロボの光を組み合わせる
プロジェクターの光とストロボの光を組み合わせることで、より複雑で深みのある表現を実現することができます。
例えば、プロジェクターで投影された背景に、ストロボでスポットライトを当てることで、被写体を際立たせることができます。
3: 被写体とプロジェクターの位置関係
被写体とプロジェクターの位置関係も、撮影結果に大きく影響します。
・被写体の位置
被写体の位置によって、投影される画像との関係性が変化します。
例えば、被写体をプロジェクターの光の中心に置くことで、被写体が画像に溶け込むような、幻想的な雰囲気の写真を撮影できます。
逆に、被写体を画像の端っこに配置することで、被写体を際立たせるような、ダイナミックな写真に仕上げることも可能です。
・プロジェクターの角度
プロジェクターの角度を変えることで、投影される画像の大きさを調整したり、歪みを出すことができます。
例えば、プロジェクターを斜め上から設置することで、投影される画像を大きくすることができます。
また、プロジェクターを斜め下から設置することで、投影される画像を歪ませ、面白い効果を出すことができます。
Ryuki Design STUDIO【Bスタジオ】
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◎アクセス
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〒540-0005 大阪府大阪市中央区上町1-20-5 和広ビル2階
まとめ
スタジオでのプロジェクター写真撮影は、幻想的な世界観を表現できる魅力的な撮影方法です。
この記事では、スタジオ環境の調整、ライティング、被写体とプロジェクターの位置関係の3つのポイントを解説しました。
これらのポイントを意識することで、プロジェクター写真撮影を成功させることができ、さらに、クリエイティブな表現に挑戦できるようになります。
ぜひ、今回の記事を参考にして、スタジオでのプロジェクター写真撮影に挑戦してみてください。