ストロボ撮影で写真の雰囲気をガラリと変えたいけど、カラーフィルターの選び方や使い方に迷っているみなさんへ。
この記事では、ストロボにカラーフィルターを装着することで、写真の雰囲気をガラリと変えることができることを解説します。
フィルターの選び方、使い方、活用シーンを具体的に紹介することで、みなさんがストロボ撮影で写真の表現の幅を広げられるようにします。
目次
ストロボカラーフィルターとは?
ストロボカラーフィルターとは、ストロボに装着する色味の付いた透明なフィルターのことです。
装着するストロボの種類によって形状や素材がさまざまあります。
1: プラスチック製
ストロボの発光部分の形状になっており、フタをするように直接装着するプラスチック製のものがあります。
素材としてしっかりとしており、一度装着すると外れにくく、丈夫なのが特徴です。
その反面、装着できるストロボはメーカーやサイズごとに異なるため、それぞれに合わせたカラーフィルターを購入・準備する必要があります。
2: フィルムタイプ
ゴムバンドやクリップ、テープを使って装着するフィルムタイプのものがあります。
フィルムタイプは、大きく分けて2種類あります。
・クリップオンストロボ用のセロファンで作られた薄くて、コンパクトなサイズのもの。
・モノブロックストロボ用の下敷きほどの厚さの長方形タイプのもの。
フィルムタイプは、その形状から持ち運びがしやすく扱いやすいです。
また、現在販売されているものは基本的にメーカーやサイズ問わず使用できるので汎用性にたけています。
その反面、その薄さから折りキズが付きやすかったり、使用するほどに色が薄くなっていくこともあり、その都度購入をしないといけないデメリットがあります。
ストロボカラーフィルターを使った写真表現
ストロボカラーフィルターは、写真に色味を加えるだけでなく、光の方向や強さを調整することで、写真の雰囲気を大きく変えることができます。
1: 色温度の調整
ストロボカラーフィルターは、色温度を変える効果があります。
例えば、オレンジ色のフィルターを装着すると、暖色系の色味になり、夕焼けやキャンドルの光のような雰囲気になります。
青色のフィルターを装着すると、寒色系の色味になり、冬の夜空や水中の光のような雰囲気になります。
2: 光量の調整
カラーフィルターは、光量を調整する効果もあります。
濃い色のフィルターを装着すると、光量が減り、影が強調された写真になります。
薄い色のフィルターを装着すると、光量がほとんど変わらず、自然な雰囲気の写真になります。
3: 活用シーン
ストロボカラーフィルターは、さまざまなシーンで活用できます。
・ポートレート撮影では、肌の色味を調整したり、背景をぼかしたりすることができます。
・風景写真では、夕焼けや朝日などの自然光を再現したり、幻想的な雰囲気を作ったりすることができます。
・商品撮影では、商品の色味を調整したり、光を当てて立体感を出すことができます。
まとめ
ストロボカラーフィルターは、写真の雰囲気をガラリと変えることができる便利なアイテムです。
フィルターの種類、素材、形状、メリット・デメリットを理解し、用途に合わせて適切なフィルターを選びましょう。
カラーフィルターを使いこなすことで、撮影の現場で新たな表現力を手に入れ、写真にさらなる創造性を加えることができます。
ぜひ、この機会にカラーフィルターを活用してみてください。